ディエンビエンフー / 西島大介

ディエンビエンフー / 西島大介 (Amazon.co.jp)

ベトナム戦争をモチーフにした話。考えることはそれなりに生まれる本。

パッと見で表紙を見ると可愛いお嬢さんが載ってるので、さぞかし萌え漫画かな、と思いきや、
流血、死体、首切り有りの、なかなかに戦争とはこんなもんだという怖さが全体として出てます。
そういうの嫌いな人はダメかもしれません。

何というか戦争って人間性が歪んでいくもんだな、って事を伝えたいんだか分かりませんが、
表面まともでも、誰一人としてまともな人間は居ないような感じ。
そもそも、「まとも」って何なのかとか、誰がまともって判断するのかって話かもしれないけど。

一冊としての終わりが半端な感じなので、次の巻が出て欲しいなぁと思ったり。
これ一冊で終わると非常に物足りないというか勿体無い話。